日本たばこ産業(株) ついに減配へ!
はじめに
こんにちは、下級サラリーマンです。
日本株で高配当銘柄といえば、どんな銘柄を想像しますか?
累進配当を表明しているオリックスや三菱商事 を思い浮かべる人も多いですが、一時期配当利回り7%を超えた日本たばこ産業を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
因みに日本たばこ産業(株)は16年間も増配しており、配当金目的で保有している方も多い銘柄です。
今回、そんな連続増配記録が終了したどころか、減配してしまいました(´;ω;`)
2020年度業績と2021年度配当金予想
詳細は2月9日に発表された日本たばこ産業(以下JT)の決算情報に記載されていますのでご覧ください。
ざっくりと説明しますと、加工食品や医療で営業利益が下がった分を海外たばこと国内機械の減価償却終了で相殺。
ただし、為替の影響で減益になってしまいました。
それに伴って減配することになりました(´;ω;`)
2021年度は1株当たり「中間:65円」「期末:65円」 で年間130円になります。
154円から24円も下がってしまいました。
今後の対応について
今後、JTはたばこ事業に注力していくそうです。
国内たばこと海外たばこの運営を統合し、総合的な競争力を高めていくそうです。
そして、たばこ事業に集中投資を行い、その他は選択的に投資をしていきます。
また、希望退職者として従業員1000人規模、パートタイマー1600人を募るそうです。
所感
さて、今回の減配は非常に残念です。
しかし、大事なことは今後、JTを保有すべきか否かであると思います。
個人的には売却する必要はないと思います。
なぜなら、本業自体は伸びており、為替の影響と他事業が足を引っ張ったように思えるからです。
たばこ産業とは非常に参入障壁が高いため、数社の独占状態になっています。
また、喫煙者の減少に伴って経営状況も悪化していると考えている人もおおいのですが、実際はそのようなことはありません。
特に日本では「JT」「フィリップモリス」「BTI」の3社による寡占状態であり、喫煙者減少分は値上げによって売上及び利益を確保しています。
今後、JTは選択と集中及び経営のスリム化によって中期的には悪くない経営状態を維持していくと思います。
買い増す気はありませんが、売却する気もありません。
皆さんはどう思いますか?
それでは次回でお会いしましょう。